忘れちゃいけない、中山は内有利の開幕馬!
そんななか見せたあの外から追い込むパフォーマンス。着差以上にインパクトのある内容だった。勝ち時計は1分48秒4。そう、ルージュエヴァイユのデイジー賞だ。
戸崎騎手「新馬戦で強い勝ち方をしたので、自信を持って自分のレースをした。最後はいい脚で伸びた」
オークス(G1、芝2400メートル、5月22日=東京)を大目標にローテが組まれる見込みとのこと。
レースでは、直線を向いて、「届くのか?」と思わせる位置から残り200m…
戸崎騎手はゴール板手前で追う手を緩めた。「勝てる!!!」という確信がないとできない騎乗であった。
それだけ坂を登った際の鞍上で戸崎騎手が体感した加速感は凄まじかったのだろう。
■血統おさらい
ルージュエヴァイユは祖母が凱旋門賞馬Danedream(デインドリーム)
父がハーツクライからのジャスタウェイ。母方にデインヒル(Danzig系)とNijinsky→Niniski のライン。
ハーツクライ産駒だと
このパターンは、
早期始動には工夫がいる晩成ハーツ産駒だが、ダンチヒを血統内に持つとその不安は解消され、2000mまでをゴリゴリ動くことができる。
デインヒル、Niniskiが組み合わさると、
Northern Dancerや、
Sir Gallahad、Bull Dogの
兄弟から脈を受ける、
TomFool(Buckpasserの父)
≒Flaring Top(Nijinskyの母母)
のクロスを形成し、血の系譜を刺激するんでしょうねぇ。
とにかく、
春はもちろん、
将来が非常に楽しみな馬。